「来週の日曜日、花火大会だったよな。
見に行くか?」


「いいの?」


「会場で見るのは無理だけど、少し離れた場所からになるけど。」


「行く!行きたい」

先生と花火見れるなんて、夢みたい。


だって、絶対無理だと思って諦めてたもん。


嬉し過ぎるよ、先生。


「今日、バイト何時までだっけ?」


「4時まで。」


「そんなシュンとした顔するなよ。
抱きしめたくなるから…。」


だって…もう帰りたくなってる。


先生の顔見てしまったから。