手を伸ばせば、すぐ君に触れられる距離にいるのに遠い…。

触れたくて手を伸ばすけど、触れちゃいけない気がしてすぐ布団の中に入れた。

やはり、俺とは付き合わない方がよかったのか?


こんな最低な事をした過去を持つ俺なんかが…。


真っ白な君に。


全然寝られなくて、重い体を起こし、カーテンを開けた。


太陽の光りが容赦なく照り付ける。


「おはよう。」


理恵を見ると、眠れなかったのかボンヤリした顔付きで挨拶する。


そんな顔も愛おしくて。