山道を登って、高台に車は停まった。


「綺麗…。」


宝石をちりばめた様にキラキラと輝いてた。


「先生…話しって…何…?」


「……勝手でごめん……別れて欲しい…。」


絞り出す様な声で、そう呟いた。


「……え?」


瞬間…時が止まった。


お互い瞬きをするのも忘れて、私は先生を


先生は夜景を…


じっと見た。