学校の帰り、美咲と公園に行った。


夕方だから子供達が鬼ごっこしたり、シーソーしたり、ブランコしたり。


ベンチに座って、美咲に先生の過去を話した。


黙って話しを聞く美咲。


「自分の気持ちが分からない。

先生の事好きだよ?
誰にも負けない位。
でも…先生の過去が私を邪魔するの。

バツイチだって今普通じゃん?

先生は先生で。

でも…過去に子供もいて家庭人だった。
正直、知りたく無かった…。

今…まだ学生じゃん?

人生経験もそんななくて、恋愛経験も。
何もない状態の今…過去も含めて、先生を受け止める自信がない…。」