「あ、理恵おかえり。」


教室に戻ってくると、もう結構な人数が登校してて。


そんな中、美咲が携帯をいじりながら、私の帰りを待っててくれた。


「ただいま。」


「あ、ジュース買ったんだ?」


私が持ってるジュースを見た。


「実はね…」


準備室での出来事を、早速美咲に報告。

「うっそ。良かったじゃん。
宝物にしたい気持ち分かるけど、腐る前に飲みなよ?」


「分かってるよ。」