帰りの車の中、携帯が鳴った。


美咲からだった。


「もしもし美咲?」

『もしもし、彼氏出来たからね。』


「えーっ、じゃあ…もしかして?」


『その、もしかして。
宮っちと付き合う事になったから。

理恵、色々有難う。』


電話の向こうの美咲は泣いてた。


そっか…。


宮原君と付き合うんだぁ。


良かったね、美咲。

それから付き合う迄の経緯を聞いて驚いた。


宮原君を、格好いいと思った。