そして放課後。


荷物をして、美咲と帰りに何処に寄るか話しをしていた時だった。


「美咲先輩。」


「あれぇ宮っち。」

もしかして、今まで待ってたとか?


「あの…先輩。
俺、先輩の事好きです。
気持ち、山口先輩に負けないッス。」


突然の告白に美咲は固まってた。


「そんな…急に…言われても。」


「急だけど…先輩を山口先輩に渡したくないッス。
それだけ伝えたくて…。」


ボー然とする美咲を残し、宮原君は帰っていった。


いきなりだったけど、ちゃんと告白した。


あとは美咲の気持ちだけ。


山口君を選ぶのか


宮原君を選ぶのか