「はっはぁーん。 理恵の考え読めたぞぅ。」 美咲が、ニヤリと笑いながら私の肩を組んできた。 「何が分かったのよぉ?」 「村上ちゃんに逢いたいから!」 うっ…。 何で美咲は私の心の中を読めるんだろう。 そんなに分かり易いのかなぁ…。 「理恵分かり易ぅい。」 そんな時だった。 パッパァァ……!! 振り返ると一台の大きなワゴン車が入って来た。 ゆっくりと運転手側の窓が開いた。 「おはよう。」