「うん…。」


大分歩いたから足が疲れてたから、調度良かった。


座った私の隣りに、宮原君が腰を下ろした。


「いっぱい歩いたから足クタクタだよぉ。」


足を伸ばして、宮原君に笑いかけた。


「ねぇ、先輩?」


「ん!?」


「俺の事、どう思います?
全然好きになれませんか?」


いきなりの言葉に、答えが浮かばない。

「え…?」


「俺、マヂで先輩が好きです。
好きな人を忘れさせる自信がある。」


私の左肩に、そっと触れた。


「宮…は……」


最後の言葉を言う前に、私の唇を塞いだ。