たいした物作らないのに、それを「美味そう」だと目をキラキラさせながら、私のお弁当を見る。


「宮ッチ、そんな事言っても分けないよ?」


そんな宮原君とは対象的に、怪訝そうにする美咲。


「美咲先輩の弁当も美味そう。
その卵焼き一個くださいよぅ」


「ヤダよぅ。」


何気に馴染んでるこの二人。


姉と弟みたいな?


美咲はお姉ちゃんがいる。


弟がいたら、きっとこんな感じなんだろうなぁ…。