いなくなってしまった…俺達の子供。


それから恭子は、仕事も行けない位、ふさぎ込んで笑わなくなってた。


俺は、彼女にもう一度笑って欲しくて、
夫として、男として出来る総てをしたんだ。


でも……


遅かったんだ。


彼女は、離婚届けにサインして、指輪を外して出て行った。

俺……何してたんだ。


彼女から逃げてた。

男として、夫として最低だった…。


まだ…俺


彼女に何もしてなかったよな?


彼女の孤独や、痛みを分かってやれて無かったんだよな?