「よしっ!音楽サボっちゃおう。」


「美咲…。」


「涙止まらないんでしょ?
泣きたい時は、泣いちゃいな。」


二人で屋上に行った。


もちろん、授業サボって屋上に行くのは。


屋上に繋がるドアを開けると、そこには少し曇った薄い灰色の空が広がっていた。