「……誕生日…」 だから、誕生日…… 啓くんの誕生日は 大事な階段。 告白するまでの 飛ばせないイベント。 「………頑張る…」 あたしは、静かに 呟いた。 明日に備えて もう寝よう。 毎日お弁当を作ってるから 早起きするのが日課。 目覚まし時計をセットして ベッドに入った。 ……啓くん 大好き… 美味しいケーキ、作るからね… そしてあたしは 眠りについたのでした。 .