天は 満月

目には街の灯

耳には波の音


2月とは思えぬ浜の吐息が
あたしの想いを察したように
肩を 撫でれば

後ろには あたしを抱く彼がいる



終わりがあるなら
始まらないで


そう それは まさに青天の霹靂であった