そうして夕日の中を、オレと美貴は歩きだす。 …こんな綺麗な夕日、明夏梨が見たらどう思うかな。 きっと…跳びはねて 「ねぇ直也!キレイ!」 −−…… 「ねぇ直也!」 オレはハッとした。 隣にいるのは…美貴なんだ。 「もぉーっ!話聞いてたぁ?」 「あっ…ゴメン」 「だから、結婚式の話!」 オレの心臓は、激しくはねる。