BLACK MOON

お昼休みのちょっと前、ザタが声をかけてきた。

「お前に話があるから教室にいといてくれ!」


『おぅ!』と返事をし、お昼休みになった。


ザタが目配せしたらクラスメートが扉を閉めはじめた。


???


なにするんだ??



『なにすん...』
突然手足が動かなくなる。


え!?

ザタがニヤニヤしながら話してきた。
「お前昨日なんで告んなかったんだよ(笑)
せっかく優しい俺が手伝ってあげようとしたのによぉ」

は??
どぅいうことだよ


手伝うって何?




クラスメートがクスクス笑っている。

ミリィちゃんは今にも泣きそうな顔。



「へたれには罰だ!!!」

ザタが叫ぶと同時にあちこちからいろいろなものが飛んで来た。



痛い



痛い


怖い



なんなんだ!!!



ミリィちゃんを見たら、部屋の隅にうずくまっていた。