「着いたっっ!!」

「朝からだりぃな」


やっと駅に着いた。

すっごい開放感っ!!!!


「よし、行くぞ」

「うん!」


気分がリセットされてご機嫌がまたよくなったアタシ。

1人で鼻歌歌いながら歩いてると、


「ねぇねぇー」

「はい??」


知らない男の先輩に声をかけられた。


「君学校1人で行くの??」

「え、ちがっ」

「1人か~んじゃ一緒に行こ!!」


違うって言おうとしたら男の人の方が言葉を遮った。


「ちょ、やだっ」

「先輩。」


るきあの声が聞こえる。

遅いっつーの!!


「ぁ??」


ひえっ・・・険悪ムード全開っ・・・


「先輩、誰の女に手出してんすか??」

「は??この女お前の??」

「そーですけど??ってか先輩遊ぶ女すらいないんすか??・・・ぷっ」

「ちょ、るきあっ・・・やばいってっ」

「っち、女1人くらいくれてやるよっ!!」

「もともと俺のだから、日本語間違ってますよ??先輩」


アタシの肩を抱き微笑むるきあ。

ちょっと怖いかも??

さっきの男の人はズカズカ怒って先に行ってしまった。