「かける?どーかした?」

「ねぇ・・・もっと、してよ・・・るきあ?」

「ちょっと来い」

「待ってっ」


連れてこられたのは店の裏。

誰もいない、人気がない、暗い場所。


「かける、あんなこと言うなよ・・・」

「・・・ごめん・・・」

「俺我慢してたのに・・・我慢の限界じゃんか・・・」

「だって・・・」

「さっきの願い叶えてやるし・・・」

「んっ・・・」


さっきよりも深く甘く長いキスをくれる。


「ふっ・・・ん・・・」


息・・・酸素っ

空気を吸おうとして口を少し開く。

その瞬間、るきあのアレが・・・


「んぅ・・・はっ・・・」


舌が入ってくる。

さっきよりも激しく荒々しく、るきあの吐息も熱く感じる。

優しく、静かに、お互いの唇が離れる。


「ごめん、俺・・・」

「嬉しい・・・」


素直に嬉しく感じた。

もっともっとるきあに触れたい。触れて欲しい・・・


「え?」

「アタシもっとるきあに触れたいよ・・・触れて欲しいっ・・・」

「それって・・・」

「アタシ、なんか変な・・・」


ガタン!!


「何?!」

「・・・愁哉か・・・」