「ここ。」
「すごい・・・高そうだよ?」
キレイなお店で上品な空気が漂ってる。
「大丈夫、ここ俺の知り合いの店。」
「ええっ」
初耳ー!!!
「いらっしゃいませ」
ニコリと静かに微笑む店員さん。
わぁイケメン。
「おい、かける・・・お前絞め殺されたい?」
店員さんに視線を向けてるのがバレた。
るきあは意地悪な笑みを見せる。
「やだやだっごめんね」
「分かったならいい。」
店員さんはアタシたちのやり取りを見て
ただただ笑って見守ってくれていた。
「ではお席に案内いたします」
「よろしく頼む。いつもの所で」
「かしこまりました。」
いつもの所?
ここの常連さん??
「どうぞ、ごゆっくり」
「ありがとうございました。」
「いえいえ、るきあ様のためですから。」
この2人の関係は・・・何?!
「かける・・・その顔やめて」
「ほぇ?!」
「ぷっ・・・」
「もういいいぞ、いつの感じで」
るきあがそう店員さんに言うと、
「そうだな。」


