「すっごく綺麗で大きいんだけど・・・」


只今、岡本かける。

るきあとの新居におります。


「俺が決めた部屋だかんな」

「こんなところで2人住んでもいいのかな・・・」

「なに言ってんだ、おもしれぇやつ」


広すぎるっ

こんな部屋もったいないよ!!


「突っ立ってねーで、荷物片付けんぞ、明日から仕事だしな」

「う、うんっ」


無言で片づけをすること

2時間。


「思ったより早く片付けられたな」

「必要なものしか持ってきてないもんね」


大体の片づけが終わって

ひと段落ついた。


「コーヒー頼む」

「待っててね」


るきあはすごく大人だ。

コーヒーだって当たり前のように飲むし。

砂糖とかミルク入れないで

そのままだもん。

そう考えたら、カフェオレ程度のものしか飲めない

アタシはまだ子供??


「はい、お待たせ」

「サンキュ」


湯気が立つコーヒーを冷ましながら飲んでいる姿を

見ていても飽きない。


「なんだよ」


ムスっとした表情でアタシを見るるきあ。


「いや、何にもっ」


怒った表情にも

ときめいてしまうのは

完璧にアタシの心は

るきあに染まっていた。