かけるの代わりがいるとでも思ってるのか?!

自分がかけるの代わりに

なれるって胸張って言えんのか??


「代わりでいいです。」

「代わりは誰にも勤まらない。君でもね。」

「っ・・・かける以外考えられないんですか・・・」

「そうだな。」


諦めてくれればいいんだけど・・・



「うわっ・・・」



視線がグラリと揺れる。

さっきまでは街の景色が見えていたのに。

今では青空しか見えない。


・・・押し倒されてる。


「なにしてんだよ」

「るきあ様・・・私がかけるを忘れさせてあげます。」

「は?」

「身体を重ねれば、私のことしか考えられなくなるでしょう??」

「何言ってんだよ、どいてくれない??」

「逃げないでください!!私は・・・本気ですよ??」


そう言って自分の

Yシャツのボタンを外す瑠亜。


「ばかっ、やめろっ」


瑠亜が跨っているから

思う様に体が動かせない。


「じゃぁるきあ様が続きをやってくださる??」

「ふざけてんじゃねぇよ」

「辛いでしょう??だから私が・・・」

「俺はお前を抱くつもりは無い。一切無い。」


そう言うと俯き


「そーですか・・・」