そろり、そろりと一階へ下りると、 お母さんはソファで眠っていた。 …今更だけど、 本当にこの人40前のおばさんなんだろうか。 服装はフリフリエプロン(今日はいちご柄)、寝顔は完全に子供だ。 私はすやすや眠るお母さんにブランケットをかけて、 キッチンから醤油を取って二階へ上がって行った。 お母さんが私のマンガを勝手に読んでいたことは、まあ見なかったことにしよう… と、一人頷きながら。