風が吹き止んでも静まらないゴンドラの揺れ。 「もう無理……無理……早くここから降りたい……!」 両膝を抱えてうずくまるあたし。 もう一時間近くこの上にいることになる。 下を見ることはできないけれど、少しずつ慣れてきたかと思ったこの高さ。 でも風が吹いただけで、こんなに揺れるなんて……! もう無理だよ!! 半べそになりながら、ガタガタ震える体をより一層小さくした時、 前から抱き締められる温かさを感じた……。