もう1通の封筒も白い便せん。 同じ内容かな……なんて思っていたらちょっと違った。 『裏切り者に制裁を。 大切なものを失うぞ』 制裁……。 なんなのよ……何で聖が裏切り者になるの? 恐くなって隣に腰掛けている聖の腕をギュッと掴んだ。 聖はあたしのその手に自分の手の平を重ねて、ポンポンと軽く叩いてくれた。 「明、お前が気にすることじゃない」 「でも聖……恐いよ。なんで聖が裏切り者なの?」 ゆっくり聖の顔を見上げる。