「お嬢ちゃん、こんな所でなにしてるの?おじさんとどっか行こうか。」 「じゃあ、死界でも行く?」 ―――、 ここは人間界。 酔っ払いと犯罪者が多くうろつく真夜中の路地裏。 そんな人々の中に交じった一人の少女がいた。 名前は來菜。それがあたし。 少女と言っても、ヒトから見たら16歳ぐらいの女子高生。 もちろん、学校なんか行ってない。 魔界に学校なんてないもん。