サクラノコエ

「あぁ、全然。理紗だし」

和樹の質問をサラッと流そうとした俺に対して、和樹はまるで獲物を見つけたチーターのようにキラリとデカい目を光らせ

「そうだよ! 理紗ちゃんとはどうなってんの?」

と、いきなりもの凄い勢いで起きあがって俺に詰め寄ってきた。

「どうって……どうにも」

その迫力に、一瞬たじろぐ俺。

「え? 進展ないの?」

「進展ったって。別に俺あいつのことそんなふうに思ってねぇし」

「そうかな?」

うわぁ! こいつ、追求する気満々だ。

「おぅ!」

負けじと戦闘態勢に入った俺の頭の中に、思わずRPG(ロールプレイングゲーム)の戦闘シーンの映像が浮かぶ。

敵キャラ『カズキ』