サクラノコエ

その手紙を手に取り、とりあえず読んでみる。

『悠人おはよう
また、余計なことをするな。と怒られるかもしれないけれど、とても疲れているみたいだったから、お店にはお休みさせてもらえるように電話を入れておきました』

「休み……?」

『今日は1日、ゆっくり休みなさい。
お弁当、置いておくから、ちゃんと食べなさいね』

「ウザっ」

誰もいないのに、強がってそうつぶやきながらも、いつもはウザい母さんのおせっかいが今日は嬉しい。

「そっか……」

ホッと息をつくと、変な開放感からか口元が小さく緩んだ。

「休みかぁ~」 

言いながら、大きく伸びをする。