2時10分か。

……ん?

2時!?

思いもよらない事態に、一気に目が覚める。

しかし、焦る気持ちとは裏腹に、体が重くて思うように動けない。

見間違いかもしれない。

あ!

夢かも!!

夢であることを祈りながら、一度目を閉じ、小さく深呼吸して、ゆっくり目を開け再び時間を確認してみる。

2時10分……

何度見ても2時10分。

嘘だろ!?