サクラノコエ

俺たちはコンビニに入り、一緒に買い物をした。

いつもこの前で待ち合わせしているのに、二人で中に入ったのは初めてだった。

「お前なに飲む?」

「ん~と」

コンビニで買い物するなんて別になんでもないことなのに、無邪気に飲み物を選ぶ理紗の笑顔が眩しくて

涙が出そうになった。

コンビニで買った温かい飲み物をぶら下げて、いつもの公園に向かう。

「今日、パートの相田さんがさぁ」

手を繋いで歩きながら、俺は面白い話を探して理紗に聞かせた。

沈黙が嫌だった。

沈黙は俺の気持ちが不安定になるから……

理紗を笑わそうとすることで、自分の気持ちを保とうと思ったんだ。