サクラノコエ

「理紗」

上擦った声で理紗を呼びながら、俺は体制を変え覆い被さるように理紗をゆっくりとソファーに押し倒した。

激しさを増すキス。

それに伴い激しくなる胸の鼓動。荒くなる呼吸。

すっかり興奮しきった俺は、心も体もキスだけでは収まりがつかない状況になっていた。

こうなってしまうと、もう理紗を求める自分を止められない。

いけないと思いながらも、理紗の肌を求めて動き出す指先。

理紗の肩に置かれた右手で肩のラインをなぞるように浴衣をずらして行き、そのはだけた肩に口付けようと少しずつ唇を移動させる。



その時──

今までの激しい鼓動とは全く別に、胸が大きな音を立てた。