サクラノコエ

「ウソ。今日は大人のキスだけで我慢しとく」

想像通りの理紗の反応に笑いながら、肩を抱く手をずらし、理紗の耳や頬にゆっくりと触れてみた。

俺の指の動きに反応してモジモジと体を動かす仕草が、俺を改めて興奮させる。

「なぁ…」

さっきは理紗を試すためだけのキスだった。

今度は理紗を感じるキスがしたい。

「もう一回していい? 大人のキス」

「え!? 」

「嫌?」

「ううん。でも、私どうしたかいいのか……私も、悠人くんと同じようにするの……かな?」

俺の誘いの言葉に、理紗はとても恥ずかしそうに答える。

初々しすぎる言葉が、更に俺の心をくすぐる。