サクラノコエ

更におかしな事に、そんな場所で俺たちは大まじめに本物のジャングルにいる気分になっている。

二人で双眼鏡を覗き、辺りを確認。

「あ! ゾウだ!」

嬉しそうに声を上げる和樹。

「俺! ゾウに乗ってくる!」

さらにはしゃぎながら、和樹はゾウめがけて走っていく。

しかし、場所が公園だけに、和樹はリアルなゾウではなく、石で出来たゾウの形の遊具? に登って

「悠人、見ろ! 凄いだろ!」

などと言って、得意顔。

俺も「スゲェ~!」と、興奮状態。