サクラノコエ

「な、なんでだよ」

あからさまに動揺している俺の顔を見て、ルミはもう一度鼻で笑うと、グラスを手に取りオレンジジュースをストローから勢い良く飲んだ。

そして、グラスを元の場所に戻しながら当たり前のように告げられた言葉は、俺にとってとても衝撃的なものだった。

「理紗は元々の人格じゃないから」

「え……?」

「この体に元々いたのは真衣だし」

次々と告げられるルミの言葉が一体どういう意味なのか、俺は咄嗟に理解ができなかった。