サクラノコエ

「具体的にどんな治療をしているのかわかんねぇけどさ、最終的には理紗だけになれるようにするのが治療の目的なんだろ?」

「それは……」

俺の質問に、理紗はもの凄く動揺し始めた。呼吸が荒くなり、視線をあちこちに泳がせオドオドしている。

「あの……それは……だから……」

また真衣が出てきたのだと思った。

しかし、それは違ったらしい。

「ちょっと、それ有り得ないんだけど」

「え?」

動きが止まり、カッと大きく目を開いたかと思った次の瞬間、昨日と同じように理紗の雰囲気がガラリと変わった。

真衣でも、子供でもない、また別の……