サクラノコエ

「あのさ……」

「あ、ごめんなさい。なんか一度に話しちゃって。こんなこと、一気に言われても分からない…よね」

理紗はそう言うと、少し後悔しているような表情になった。

俺はまた理紗を不安にさせている。

こんなんじゃダメだ。俺が受け止めてやらないと。

徐々に理解して行けばいいんだ。

「悪ぃ。正直わからないところもある。でも、これからちゃんと俺も勉強しておくからさ」

俺は理紗を安心させてやるためにそう言いながら、少し無理をして笑顔を浮かべた。