サクラノコエ

俺はポツリ、ポツリとあいづちを打ちながら理紗の話を聞いていた。

理紗の中に存在する、年齢も性別もバラバラの人格たち。

自殺願望がある真衣。

あのときに出てきた子供のような人格。

人格のリーダー的な感じを受けるボクさん。

頭の中で人格たちは話合いをしたり、一つの人格が別の人格を深い眠りにつかせることが出来る能力を持っていたり……

一体、理紗の頭の中はどうなっているのだろう?

理紗の話していること、理紗の中では当たり前の世界が、聞けば聞くほど俺の中の「常識」という物には当てはまらず、俺は正直混乱してしまった。