「……解離性同一性障害っていうのが、この体が抱えてる病気の名前みたい。多重人格とか言われてる方が一般的なのかな」
心の準備はしていたが、理紗の口からハッキリと告げられた「多重人格」の言葉に、やはり少し動揺した。それでも、それをあからさまに表に出すことは出来ず
「そっか……」
と、平然を装った。
そんな俺の態度に、理紗はホッとしたような表情を浮かべ、言葉を続ける。
「真衣はね、1年前に自殺しようとしたの。
あのとき、色々なことが重なって真衣の心が凄く不安定になってね。昔からリストカットとかをすることはよくあったんだけど、それはどっちかというと「死にたい」と強く思っていたわけじゃなくて、気休めというか、身体を傷つけることで気持ちを落ち着けていたというのかな……私にはよく分からないんだけど。
だけど、1年前のあの日はいつもと違って、強い意志で死のうとしてた。一度に沢山の薬を飲んで。だけど、ボクさんっていう人格が出てきて……」
心の準備はしていたが、理紗の口からハッキリと告げられた「多重人格」の言葉に、やはり少し動揺した。それでも、それをあからさまに表に出すことは出来ず
「そっか……」
と、平然を装った。
そんな俺の態度に、理紗はホッとしたような表情を浮かべ、言葉を続ける。
「真衣はね、1年前に自殺しようとしたの。
あのとき、色々なことが重なって真衣の心が凄く不安定になってね。昔からリストカットとかをすることはよくあったんだけど、それはどっちかというと「死にたい」と強く思っていたわけじゃなくて、気休めというか、身体を傷つけることで気持ちを落ち着けていたというのかな……私にはよく分からないんだけど。
だけど、1年前のあの日はいつもと違って、強い意志で死のうとしてた。一度に沢山の薬を飲んで。だけど、ボクさんっていう人格が出てきて……」

