サクラノコエ

なんて言ったら理紗の気持ちを軽くしてやれる?

どうしたら俺の気持ちが伝わる?

俺の……気持ち。

俺は軽く息を吸い込み、繋いでいた手をグッと反対側に引いた。

バランスを崩して俺の胸に倒れ込む理紗。それを支える形で、俺は理紗を抱き締め

「耳、当てて」

と言いながら、胸元に目線を送った。

理紗は毎度ようにガチガチに緊張して体を固くしながら小さく頷き、言われるままゆっくりと俺の胸に耳を寄せる。