サクラノコエ

「理紗、飾り付けのスタンプばっか押してないで、お前もなんか書いてよ」

「だって、なんて書いていいか分からないし」

「じゃあ、お前の返事」

「え?」

「お前は、俺のこと好き?」

なかばイジメのような俺の言葉に対して、理紗は反発することもなく素直に頷くと、画面に映し出されていた最後に撮った写真の端っこに、淡いピンク色の文字で『大好きです』と小さく書いてくれた。

その文字を目にした瞬間、口元が思いっきり弛んでしまう。

そして再び胸の奥が熱を帯びる。

「理紗! お前、かわいすぎるぞ!」

有頂天になった俺は、理紗をこれでもかというぐらいヨシヨシ。更に抱きつく。

まさにカップル誕生の瞬間。

これは誰がなんと言おうと俺の中で最高の一枚。