サクラノコエ

「はい」

理紗にペンを渡し、大体のやり方を説明して落書きスタート。

なんとなく文字を書くのが照れくさくて、とりあえず日付スタンプや、ハートやキラキラなんかを配置してみる。

理紗も俺の動作を横から覗き込み、見よう見まねでコロコロスタンプを押していく。

5枚目のキス直後の写真が俺の方の画面に映し出される。

よくよく見ると、緊張しきった理紗の表情が非常におかしい。

チラッと横目で理紗の様子を見てみる。

悩みながらも、かわいらしく写真を飾ることに集中しているのを確認。

俺の中でいたずら心が膨らむ。

まるで授業中にイタズラ書きをしているような気分で、チラチラと理紗の様子を気にしながら『驚きの理紗』の横に「←変なかお」と書き込んだ。