サクラノコエ

「はい、どうぞ! 呼んでみて」

「う、うん」

頭の中で練習しているのか理紗は考え込むように下を向き、一呼吸置いたあと、フッと目を上げ俺の名を呼んだ。

「悠人くん」

そのはにかんだ表情、遠慮がちな声が、俺の心をギュッと鷲掴みにする。

うわぁ! なんだこれ!?

今まで色んな女に名前で呼ばれてきたのに、こんな感覚初めてだ。

マジ嬉しい!

つーか、かわいい!

かわいすぎるぞ! 理紗!

やべぇ! ギュッてしてぇ~!

理紗のあまりのかわいさに、頭の中はすっかり暴走しまくり。