サクラノコエ

「うん。まぁ、たいして接点はなかったみたいだけど」

と、付け加えると

「そう」

理紗は少しホッとしたような表情を浮かべた。

「なにか聞いたの? 私のこと」

「うん。お前が学校休みがちだったらしいって。詳しくは分からないけど、体に問題があるとかって」

「体……?」

俺の言葉に理紗は俯き、しばらく黙り込んでから「うん」と、小さく頷いた。

マジかよ……

自分の顔から血の気が引いていくのを感じる。