サクラノコエ

理紗が待っていることを意識して、少し遠回りなのにわざわざコンビニに足を向かわせてしまう自分。

たまにもらう爆弾みたいなおにぎりを食べながら、小さな幸せを感じている自分。

嬉しいことがあったとき、真っ先に理紗に伝えたいと思う自分。

理紗のことをもっと知りたいと思う自分。

理紗と田端のことが気になって、冷静でいられなくなってしまっている自分。

理紗を他の誰にも盗られたくないと思う自分。

理紗の全てを独占したがっている自分を。

気付いてみれば、いつの間にか俺の生活は理紗で溢れていた。

他の女に目も行かなくなるほどに。

ようやく自覚した自分の気持ち。

俺は理紗が好きなのだ。……と。

ヤリたいとかそんなことではなく、ただ純粋に好きなのだと。