サクラノコエ

「桃香、ゆうちゃん宿題しなきゃいけないからお部屋行くな。またあとで遊んでやるから」

「『しくだい』って?」

「お勉強」

言いながら桃香を下ろして、軽く頭を撫でる。

「ふ~ん」

桃香はイマイチ意味が分かっていないように首を傾げていた。

2階に上がり自分の部屋に入ると、俺はなんとなく気分を変えるため窓を開けた。