「いやん…」
あぁ…やっぱり…美人のお姉さんに膝枕されてるんだ…
このまま…眠りたい…

ゆっくりと目を閉じる最中、再び拳が見えた。
グシャッ。


「ってぇぇ!!!何発も殴んじゃねぇ!!!!」
俺は痛みに飛び起き、夏巳を睨みつけた。
「あんたがいけないんでしょ!このド変態!!」

「はいは~い!痴話喧嘩は後にしてね!」
どこからともなく現れたお姉さんにより、この喧嘩は終わりを告げた。