「どーしたのー・・・って


もしかして櫻水の1年生の子??」



声を掛けてくれたのは知らない男子。



「はい・・・櫻水です。


道に迷っちゃって・・・。」




「俺も櫻水の一年!!!


後ろ乗りな!!


もう時間ないよ!!」




あたしは遠慮なく乗った。



「猛スピードで行くから、


俺にしっかり捕まってて。」



「うん!!」