オカンの館

 
で。
ほんまの悲劇はココから。





気ぃ付いたオレは、ベットの上にうつ伏せ寝で寝かされとった。

どうやら病院みたいや。


「気がつきましたか?」


若い女の声。

声の方を見るとそこには21、2の若い看護婦。
意外にべっぴんさんやったりもする。


「お友達が心配しとったよ」

「───…‥はぁ」


あの後、気ぃ失のうたオレは、尻を真っ赤に染めながら救急車に乗せられ、ココへ運びこまれたそうや。