「いる! 欲しい!」


オレはオカンにそう叫びながら、すぐさま隣におった姉チャンに電話の内容を伝えた。


もちろん姉チャンも大賛成。
小踊りせんばかりの喜びようや。


『せやけど、あんたらちゃんと世話するんか?』

「する! 絶対する! 朝も早よ起きて散歩させるから!」


オレの声は喜びのあまり、ターザンみたいに裏がえっとる。


『ほんなら約束やで。ちゃんと2人で世話しいよ』


そう言うオカンの声も嬉しそうやん。