と、なにやらオカンが電話で喋っとる。 ───…‥誰と喋っとるんや? オレは特に気にかけず、バスタオルで汗を拭いていた。 「イエスッ! イエスッ!」 ゲッ! なんや!? 外人さんと話しとるんか!? あわてて部屋の方へ行くと、テーブルの上にメニューを広げ、片言の英語(カタカナ)で、オカンは何かを喋っとる。 どうやらルームサービスを頼みたかったみたいや(なんぼほど食うねん)。