「ちょっとこれかけててや」 と、オカンは車に乗るなり、カセットテープをカバンから取り出した(当時はまだCDやMDは有りまへん)。 「へ~へ」 言われるまま、そのテープをデッキにIN。 ♪♪♪~ ~~あなたァ~のため~ぇにィ~~♪♪♪ オレの愛車でピンカラ兄弟を聞くなよ(泣)。 オレはなるべくその音楽を聴かないように(と言っても、オカンが大合唱しとるから嫌でも耳に入る)、運転に集中した。